【ブログ】ハッピーハッキングキーボード

メインのパソコンのキーボードを株式会社PFU製のHappy Hacking Keyboard(ハッピー ハッキング キーボード)に変えてみました。

これまでは東プレ製のリアルフォース、有線、日本語キー配列モデルを使ってきました。リアルフォースには何の不満もありませんでしたが、数年前からハッピーハッキングキーボードの存在を知ってしまいました。

それからずっとこのHHKB(頭文字でエイチエイチケイビーと呼称される)と呼ばれる個性的なキーボードが気になってきました。

私は、ハッピーハッキングキーボードをはじめて使う初心者です。英語配列キーボードもほとんど使ったことがありません。

いろいろ下調べをして、Bluetooth接続可能な、英語配列、無刻印モデルを購入してみました。

一般的なフルサイズのキーボードと比較すると、テンキーがない、矢印キーがない、バックスペースキーがない(あくまで初期設定では)、HOMEもENDもない、プラス、マイナス、イコール、アンダーバー、アット等の記号キーの配列が異なると、いった特徴があります。

20年以上、一般的な日本語配列のキーボードを使い続けてきた私にとって、HHKBと向き合う数日間は、まるで苦行のようでした。そこで、今は下の写真のような状態で使っています。

HHKB

HHKBには、慣れると高効率なキー入力が可能になるという利点があります。まじめな話、それがHHKBを使う理由です。

では、無刻印であることにも何か特別な利点があるのでしょうか。

これについては、さまざまな意見がありますが、私の現時点での結論は、機能性という観点からは特別な利点は見いだしがたいというものです。むしろ、機能性という意味からすれば、キー配列を熟知していない人にはキー入力ができないというデメリットがあります。これは、初心者がこのキーボードを使いこなすまでに修練を必要とすることを意味します。また、このキーボードを普段使用していない人が使用する場合に正確なキー入力が困難です。視点を変えれば、他人が扱いにくいということでセキュリティーが向上すると考えることも可能ですが、無刻印の本質的な存在理由ではないように思います。

では、無刻印の意味とは機能性にあるのではなく、デザイン性にあるのでしょうか。もちろん、人によっては無刻印の方がデザイン的に好き!ということもあるでしょう。しかし、無刻印の方がデザイン的に優れていると断言することにも躊躇をおぼえますし、それが無刻印の本質的な理由であるとも思えません。

では、無刻印のメリット、無刻印の存在理由とはどこにあるのでしょうか。

私の場合、ハッピーハッキングキーボードに向き合うと、なぜか打鍵することが楽しく感じられる、もっと打鍵していたくなる、そんな気持ちになるのは確かです。それは、HHKBの機能性(キーマップ変更機能、静電容量無接点方式、効率的な入力を可能とする合理的なキー配列)による部分が大きいとは思います。しかし、また、無刻印であることも気持ちを高揚させてくれる一要素になっているように思います。それが何なのか、そのことを納得のいく表現で示すのは難しい気がします。

HHKBの存在理由、それは大げさにいえば、それを使用する者の人生観によって変化しうるものではないのかと思われます。使う者1人1人にその存在理由を決めさせるキーボード、それがHHKBの無刻印モデルではないでしょうか。私にとってのそれが明らかになるまでハッピーハッキングキーボードを使い続けようと思っているところです。

弁護士 小坂誉

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